アサギマダラってどんな蝶?
アサギマダラは、長距離移動することで有名な渡り鳥ならぬ渡り蝶です。個体によっては約2500kmもの距離を移動するというのだから驚きです。2500kmっていうと、静岡から直線距離で中国の香港・広州あたりですね。
アサギマダラの生態については、そのうち追記予定です。
アサギマダラは幼虫・成虫ともに毒を持っていますので、誤って食べないように気をつけてください。人間の場合、素手で触った程度では問題はないですが、触った手で目をこすったりすると失明の可能性もあるので気をつけてください。
余談ですが、昆虫は思いの外デリケートにできていまして、人間より清潔である場合がほとんど(フンコロガシとかシデムシの類は知らん笑)です。そのため、素手で触ると人間の常在菌によって昆虫側が弱ってしまうことが多々あります。
基本的にはその場で鑑賞するに留め、捕獲の理由がある際は網を使うように心がけたほうが、昆虫にも人間にも害は出にくいですよ〜。
静岡市内のアサギマダラ飛来ポイント!
自転車で行ける範囲の比較的アクセスしやすい飛来ポイントを調査してきました!調査日も併記していますので、行かれる際は参考にしてみてください。
例年、静岡市内(山間部除く)では、10月初旬〜11月初旬にかけてアサギマダラが飛来します。
下記が、私が実際に調査した静岡市街から好アクセスのアサギマダラ飛来ポイントです。
- 賤機都市山村交流センター 安倍ごころの道路脇花壇
- 駿府匠宿を奥に進んだ丸子の花壇
- 用宗駅から徒歩圏内!持舟城址(もちぶねじょうし)の花壇
- オクシズの駅わらびこ!自転車乗りには有名な休憩ポイント
詳しい場所などは、各飛来ポイントを御覧ください。目次からも飛べますよ。
賤機都市山村交流センター 安倍ごころの道路脇花壇
静岡市街から梅ヶ島方面へ北上すると右手にある、「賤機都市山村交流センター 安倍ごころ」にお邪魔させていただきました。センター内の道路沿いにフジバカマが植栽(しょくさい)されており、複数のアサギマダラが飛び交っていました。
HP(公式) | 賤機都市山村交流センター 安倍ごころ |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 月曜日(但し祝日の場合は翌日)、第4火曜日、年末年始(12/28〜1/4) |
住所 | 静岡市葵区牛妻2352 |
駐車場 | あり |
電話 | 054-294-2501 |
備考 | 無料の足湯あり!、施設前で新鮮野菜などの販売あり! |
賤機都市山村交流センター 安倍ごころの場所
安倍街道(県庁前の道)を静岡市街から北上し、曙橋を超えて少し行ったところにある向かって右側の施設です。
バスでのアクセス
JR静岡駅前から静鉄バス9番乗り場(幕番号111〜119)「安倍線(油山・相渕・有東木・梅ケ島温泉・上落合・横沢行き ※運転免許センター行き・麻機行きは除く)」で約30分「牛妻坂下・安倍ごころ前」バス停下車、徒歩6分。
バスについては、運行状況が日によって違うので、静鉄バスの公式HPを参照してください。
自転車でのアクセス
自転車で行く場合は、比較的に交通量の多い道路のため、写真のように安倍川土手沿いを通るルートを推奨します。ちょうど中部運転免許センターのところから本線に出られますので、そちらを利用する方が安全です。
もしくは、脚に自信があったり普段から自転車によく乗る方は、麻機街道を北上して桜峠を超えるルートも、車の往来が少ないのでおすすめです。
調査日
2022年10月16日
駿府匠宿を奥に進んだ丸子の花壇
駿府匠宿を奥に進んだところに、フジバカマが群生している花壇があります。私が訪問した際は、きちんと数えたわけではありませんが、20頭以上のアサギマダラがいたと思います。
また、フジバカマの花壇の近くでは、コスモスも見頃となっており、とても綺麗に咲いていましたので、行かれる際はコスモスも鑑賞し秋の息吹を感じてみてください。
一応、下記に駿府匠宿について簡単にまとめた表を置いておきます。駿府匠宿について詳しく知りたい方は、公式HPにアクセスしてみてくださいね。
車で行く際は、駿府匠宿の駐車場に駐車して徒歩にて伺うのが便利ですよ。アサギマダラだけでなく、駿府匠宿は元より、丸子城跡や北欧椅子の専門店など、散策場所や愉しめるお店があるので、長時間遊べます!麦とろ定食と蕎麦の美味しい満里古茶屋(まりこじゃや)も近くにあるので、行かれる際は寄ってみてください。ちなみに私はよく行きます笑
尚、満里古茶屋については、別記事で紹介予定ですので乞うご期待くださいませ!
駿府匠宿を奥に進んだ丸子の花壇の場所
匠宿のある丸子の道をしばらく奥に進むと、向かって左側にフジバカマが咲き誇る花壇がありますので、すぐにわかると思いますよ。「待月楼まであと200m」という看板が目印です。
近くに柴屋寺のトイレ(向かって右側)もありますので、こちらも目印になります。下記地図は、このトイレを目的地に設定してあります。
ちなみに、上記の花壇に行く手前、「伝平の小路」の看板近くの空き地にもフジバカマが生えており、こちらでもアサギマダラを確認できました。
バスでのアクセス
JR静岡駅北口7番線のりば、「中部国道線 藤枝駅前行き」に乗車、「吐月峰駿府匠宿入口(とげっぽうすんぷたくみしゅくいりぐち)」にて降車し、そこから匠宿のある道沿いを徒歩10分程度。
バスについては、運行状況が日によって違うので、静鉄バスの公式HPを参照してください。
自転車でのアクセス
国道1号線沿いを藤枝・岡部方面にひた走り、駿府匠宿入口の交差点を左折し、とろろの若松や匠宿の前などを通り、道なりに進む。
国道1号線は交通量が多いので、旧道や丸子川沿い土手を通るルートがおすすめ。丁子屋くらいまでは、安全に移動できますよ〜。
ちなみに丸子川沿い土手は、無人販売(概ね100円)が多数あるので、小銭を持っていくと鮮度の高い野菜や果物を購入できます!秋だと、柿や早生みかんなどがあります。丸子川沿い土手の無人販売については、別記事にて詳細を書く予定です。
調査日
2022年10月23日
用宗駅から徒歩圏内!持舟城址(もちぶねじょうし)の花壇
しらすで有名な用宗港の最寄り駅、JR用宗駅から徒歩圏内の持舟城址(もちぶねじょうし)に行ってきました。マウンテンバイクで運動がてら行ったんですが、城址入口からの坂が思いの外きつかったため、自転車は引いて歩いて登る羽目になりました。
ちなみに、持舟城址は、現在では用宗城と言われていますが、正確には持舟です。持舟が由来となって、現在の用宗という地名になったようです。
アサギマダラがいるのは、坂を登りきって、ちょっとした登山道のような場所が出てきたあたりです。ちなみに、下記画像のように無料の駐車場もありますので、車で行く際はご利用ください。
HP(じゃらん) | 持舟城址 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
住所 | 〒421-0124 静岡県静岡市駿河区用宗城山町3 |
駐車場 | あり(無料) |
備考 | 急坂あり。意外と眺望を望めます。 |
用宗駅から徒歩圏内な持舟城址(もちぶねじょうし)の花壇の場所
持舟城址入口の看板から急坂を登りきり、平坦な道を道なりに進むと、持舟城址二ノ丸が現れます。付近にフジバカマが群生していますのですぐに分かると思います。10月半ばごろの飛来ピーク時であれば、そこら中をアサギマダラが飛び交っています。
公共交通機関でのアクセス
JR用宗駅で下車後、駅出口すぐの左手の道を東へ進むと長田街道にぶつかります。長田街道にぶつかったところから、踏切をわたり城山の梅園方面へ進むと、すぐ左手に道が現れますので、その道を西へしばらく進むと持舟城址入口の看板があります。
城址に続く道の手前に用宗浅間神社がありますので、そこを目印にしてください。
自転車でのアクセス
自転車で行く場合は、国道150号線と用宗街道を通るルートがわかりやすくておすすめです。静岡市街地方面から行く場合は、浜街道(旧150号線)を西に進み、150号線と合流した後、南安倍川橋を渡り、しばらく道なりに西に進みます。広野の交差点で用宗街道(県道416号線)を西に進み、用宗港を通り過ぎると左手に公文(くもん)が見えてきますので、その公文の向かいの道(長田街道)に入ります。
長田街道を北上し、東海道線の踏切をわたり、すぐ左手の道を西へ進むと持舟城址入口の看板があります。
調査日
2022年10月30日
オクシズの駅わらびこ!自転車乗りには有名な休憩ポイント
アサギマダラがいるという情報は全く知らず、たまたま湯の島まで練習がてら走るかなといつも通りの流れで走りに行った際に見つけました。まさかこんなところにもフジバカマが植わっているとは。。。今まで何度も何度も通った道だっただけに見つけたときはとても驚きました。灯台下暗しとはまさにこのことですね。
国道362号線沿いなので車でも自転車でもバスでも、アクセスのしやすさはピカイチかと思いますよ。
オクシズの駅わらびこは、静岡市街からも近く、温泉施設があります。また不定期開催ですが、マルシェが行われますのでこちらも要チェックです!
オクシズの駅わらびこについては、下記表に簡単にまとめましたので、参考にしてください。
HP | オクシズの駅わらびこ |
営業時間 | 9:00~17:00 入浴時間10:30~15:30(受付15:00まで) |
定休日 | 毎週月曜日(祝日の場合はその翌平日)、第4火曜日、年末年始(12/28~1/4) |
住所 | 静岡市葵区大原1834 |
入場料 | 無料、ただし各学習室、交流室には使用料あり、入浴料1回100円 |
駐車場 | あり |
電話 | 054-270-1501 |
備考 | 入浴施設あり、体験は事前申し込み、マルシェが不定期で開催される |
オクシズの駅わらびこの場所
静岡市街から国道362号線を湯の島方面に向かって道なりに進んでいくと左手に見えて来ます。特に迷うところは、ないので、アクセスしやすい場所ですよ。強いて言うなら、マルシェが開催されているときは、結構な混み具合になるところと、立地がどうしても山のため、災害後は通行止めになる可能性はあります。
公共交通機関でのアクセス
JR静岡駅北口3番乗り場より、藁科線(八幡・久能尾・日向行き)で約35分、「夜打島」バス停下車すぐ。
2023年8月現在、運賃(片道)は580円。
バスについては、運行状況が日によって違うので、静鉄バスの公式HPを参照してください。
自転車でのアクセス
自転車で行く場合は、静岡市街から国道362号線を道なりに北西に進み、湯の島方面へ向かうと左手にオクシズの駅わらびこが現れます。
調査日
2022年10月29日
静岡市街からの好アクセスなアサギマダラの飛来ポイントまとめ
比較的に静岡市街地からもアクセスしやすいアサギマダラの飛来ポイントについて、まとめてみました。噂のある飛来ポイントや、フジバカマのありそうな場所は今後も運動がてら調査し追記していきますので、よろしければ、また来てくださいね〜。
今回調査した中だと、持舟城址や駿府匠宿奥の花壇など、周辺に史跡めぐりもできるような場所もありますので、併せて観察に行くとなかなか有意義な時間が過ごせると思いますので、ぜひぜひ行ってみてください。
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